「杖の使い方」と聞いて、魔法使い?
と思った方、まあ 魔法のような使い方ではありますが、少し違います。
「杖」と書いて、「じょう」と読みます。
ただ、この杖という武器、すごく奥が深いのです。
史上最強の剣の達人に "唯一 勝った" という伝説のある武器になります。
重富道場の杖は、ただの棒ではありません。
それは、杖に魔力ならぬ「呼吸力」を込めるからです。
この力は、筋力と違う特別な力です。
誰でも身に付けられますが、習わないと身につきません。
(感覚なので、直接 教える必要があります)
他の人が知らない技術である「呼吸力」を身に付けて
杖を振ると、人には魔法に写るかもしれません。
「私は杖が使える」
という意味が分かると思います。
"杖自体" に何か特別な仕掛けはある訳ではありません。
仕掛けがあるのは、特別な技術を身につけたあなたです。
危険から身を守る時、わざわざ素手で守る必要はありません。
そこに棒があれば、ほうきでも、モップでも何でもアリです。
護身術を習いたい…
何も、その辺に武器がたくさんあるのに、わざわざ素手で戦う事はないという事です。
そして、実は武器の稽古が素手の稽古にもなっているんです。
杖が使えるという事は、杖が無くても まあまあ戦えるのです。
武術とは、本来そういうものです。
杖術の稽古に体力は必要ありません。
杖術の稽古は、
主に「型稽古」と「体術の稽古」
になります。
筋力や体力を ”否定する” ところから始まるので
はっきり言って、きつくは ないです。
体験稽古で たいがいの人は「楽しい」と言います
そうでしょうね。
今までと「世の中を見る景色」が゛変わりますので。
道場に厳しい人は一人もいませんし
まず、厳しくする必要もないですから。
なぜなら、
試合がないので「勝つ」という目標はありません。
目標は、それぞれの各人の心の中にあるので
他人が とやかく言う事ではないから
です。
その人のペースで習えるのが当道場の特徴です。
武術は、きちんと学べば誰でも強くなれる仕組みです。
(年齢、性別、体格、武道歴は関係がありません)
杖術は、才能のない人を達人に変えるプログラムですので、しっかり学べば、誰でも確実に修得できます。
日本の武術は、そういう仕組みになっています。
(スポーツと違い素質や才能は関係ないです)
本物の武術は表面ではなくて中身が変わります。
そして、中身が変わると、それが現象として外に現れます。
同時に意識も変わります。
そうすると「世の中を見る景色」が変わります。
世の中に良い道場はたくさんありますので、探せば当道場以外でも強くはなれると思いますが、この文を読んでいるあなたは
正解の一つを確実に掴んでいます。
この「縁」を大事にして下さい。